PayPayの詐欺メールとSMSの記事のアイキャッチ画像

結論

PayPayを装うメールやSMSは、送信元の表示では見分けられません。公式が「外部の仕組みを悪用して送信元が偽装されたもの」で、一部のメールサービスではPayPayからのメールとして判定される場合がある、と認めています。

  • 見分けようとせず、メールのリンクを開かないのが正解です。アプリか公式サイトから確認します。
  • PayPayがメール内でパスワードやカード情報を直接入力させることはありません。
  • 「パスワードを再設定してください」は本物のこともあります。第三者が不正ログインを試みたときに出ます。
  • 心当たりがなければ、届いたリンクからではなく自分でパスワードを変えます。

この記事では、手口、本物と偽物の切り分け、届いたときの手順、開いてしまったときの確認方法を、PayPayの公式情報だけで整理します。ヤフーショッピングを装う偽サイトや悪質ストアは別の記事にまとめています。

 

PayPayを装うメール・SMSの手口

PayPayを装う詐欺メールやSMSの手口(不安を煽ってパスワード変更を求める、残高がもらえると誘う、偽のログイン画面でパスワードを盗む、不審なサイトからアプリを入れさせてスマホを遠隔操作する)

公式のお知らせに書かれている手口です。

手口 内容
不安を煽る パスワード変更を求めたり、情報漏えいをしたような不安を煽るSMSやメールで偽サイトへ誘導する
得をすると誘う 2026年4月に「◯◯と連携して、PayPay残高をゲット!」という内容のメールが確認された
偽のログイン画面 SNSやメールから偽のPayPayログイン画面に誘導してパスワードを盗む
アプリを入れさせる 2026年9月に注意喚起。誘導されたサイトからアプリを入れるとマルウェアに感染し、遠隔操作で送金や決済をされるおそれがある
他社から回り込む 他社サービスのアカウントが乗っ取られ、連携しているPayPayまで不正利用される
📌 送信元アドレスで判断できない

2026年4月16日のお知らせに、確認されたフィッシングメールは「PayPayのシステムやアカウントが不正に利用されたものではなく、外部の仕組みを悪用して送信元が偽装されたもの」で、「一部のメールサービスにおいては、PayPayからのメールとして判定されている場合があります」とあります。

差出人が「PayPay」でも本物とは限りません。見分けるのではなく、リンクを開かないことで身を守ります。

 

「パスワードを再設定してください」は本物のこともある

ここを一律に「詐欺」と決めつけると、かえって危険です。公式ヘルプはこう説明しています。

出どころ 意味
アプリの画面に出る通知 第三者が不正にログインをした可能性がある。画面の案内に沿ってパスワードを変更する
身に覚えのないSMS・メール 他の人が誤って電話番号を入力したか、第三者から不正なアクセスをされている

公式は、心当たりがない場合の対応をはっきり書いています。「届いたSMSやメールに記載のURLにはアクセスせず、ご自身でパスワード登録/変更のお手続きを行ってください」。

つまり通知そのものは無視せず、届いたリンクは使わないのが正しい対応です。放置すると、第三者がログインを試み続けている状態のままになります。

 

届いたときにやること

  1. メールやSMSのリンクは開かない。判断がつかないときも開かない
  2. PayPayアプリを自分で起動する(検索サイトから公式サイトを開いてもよい)
  3. [アカウント]→[セキュリティとプライバシー]→[ログインパスワード]からパスワードを変更する
  4. [アカウント]→[セキュリティとプライバシー]→[端末の管理]でログインした端末の履歴を確認する
  5. [取引履歴]で身に覚えのない送金や決済がないか確認する
💡 パスワードを変えると全端末からログアウトされる

公式ヘルプに「ログイン画面からパスワード変更を行うと、ご利用のアカウントでログインしている全ての端末で、自動でPayPayアプリからログアウトされます」とあります。第三者が入り込んでいた場合、これで追い出せます。自分は新しいパスワードで入り直します。

不審なメール自体は、公式が「開かずに削除をお願いいたします」としています。ポイントや残高の動きは履歴の記事、残高の種類は残高の記事で確認できます。

 

開いてしまった・入力してしまったとき

PayPayで不審なリンクを開いてしまったときの確認手順(端末の管理でログイン履歴を見る、心当たりのない端末を削除する、すべての端末を削除してログアウトする、取引履歴で身に覚えのない請求を確認する、補償制度を確認する)

やること 場所と内容
ログイン履歴を見る [アカウント]→[セキュリティとプライバシー]→[端末の管理]
知らない端末を消す 心当たりのないログインがあれば[削除]または[すべての端末を削除してログアウト]
取引履歴を見る [取引履歴]で身に覚えのない請求や送金がないか確認する
補償を検討する 身に覚えのない取引があれば、補償制度のヘルプで条件を確認して申請を検討する
携帯会社に連絡する 突然スマホが通信できなくなったら、速やかに携帯電話会社へ連絡(電話番号の乗っ取りの可能性)

心当たりのないアプリを入れてしまった場合も、公式は同じく取引履歴の確認を案内しています。本人確認を済ませていると使える機能が増えるぶん、履歴の確認はこまめに行ってください。

 

ふだんからできる予防

2026年8月28日のお知らせで挙げられている対策です。

  • 他社サービスでも2段階認証を設定し、パスワードを使い回さない。他社の乗っ取りからPayPayに波及する事例があります。
  • メールやSNSのリンクを安易にクリックしない。怪しければ公式アプリから直接確認します。
  • 利用履歴とログイン履歴を定期的に確認する。
  • 端末認証と画面ロックを設定する。紛失や盗難のときの被害を抑えられます。
  • 「送る・受け取る」でのやり取りに注意する。商品売買やキャンペーンを装った詐欺が確認されています(送る機能の記事)。

 

よくある質問

Q. 「パスワードリセットのお知らせ」は全部詐欺ですか?

違います。第三者が不正にログインを試みたときに、本物の通知が出ることがあります。リンクは使わず、自分でアプリを開いてパスワードを変えるのが正解です。

Q. 差出人がPayPayなら本物ですか?

とは限りません。公式が、送信元を偽装したメールが一部のメールサービスでPayPayからのものと判定される場合があると説明しています。

Q. メールで本人確認を求められました

PayPayがメール内でパスワードやクレジットカード情報を直接入力させることはありません。本人確認はアプリから行います。

Q. 不審なメールはどうすればいいですか?

公式は「開かずに削除」と案内しています。

Q. 身に覚えのない決済がありました

すべての端末からログアウトしてパスワードを変え、取引履歴を確認したうえで、補償制度の条件に当てはまるか確認してください。

Q. スマホが急に圏外になりました

電話番号を乗っ取る手口が確認されています。速やかに携帯電話会社へ連絡してください。機種変更や番号変更の手続き中でなければ、特に注意が必要です。

Q. ヤフーショッピングを装うメールも同じですか?

手口は似ていますが、窓口も確認方法も違います。ヤフーショッピングの詐欺の記事と、問い合わせ先の記事を参照してください。

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まとめ

✅ この記事のポイント

  • 送信元では見分けられない。公式が偽装を認めている。
  • リンクを開かず、自分でアプリを開くのが唯一の正解。
  • 「パスワードを再設定してください」は本物のこともある。無視せず、自分で変更する。
  • パスワード変更で全端末がログアウトされる。第三者を追い出せる。
  • 端末の管理と取引履歴を確認する。身に覚えのない取引は補償制度を確認。

※2026年9月11日にPayPay「フィッシングメール・SMSにご注意ください」「PayPayを騙るフィッシングメールにご注意ください」「PayPayアカウントの不正利用や詐欺にご注意ください」「不審なサイトやリンク先からのアプリのダウンロードにご注意ください」、ヘルプ「パスワードを再設定してくださいと表示される」「身に覚えのないログインについてのSMSやメールが届いた」で確認。手口は変わるので、最新の注意喚起も確認してください。